電気火災や漏電・感電事故の事例・原因とは?|安全対策を電気工事士が解説

電気事故は突然に!そうなる前に「予防」をしましょう

私たちの暮らしに欠かせない存在のひとつが「電気」です。
しかし、使い方を誤ると重大な事故につながる危険性もあります。
北海道のような寒冷地では暖房器具の使用増加により、冬場の電気トラブルが増加します。
家庭で起こる電気事故の多くは、事前の点検や使い方の見直しで防げます。

焦げたにおいがする
コードが熱くなってい
使用中異音が聞こえる

など、電気事故につながる「予兆」が現れていることも少なくありません。

しかし実際には、その「危険サイン」に気づかないまま
使い続けてしまうケースが少なくありません。
電気は目に見えないからこそ、事故はある日突然
予想もしないタイミングで起こります。

今回は、電気工事士の視点から
「家庭でできる電気事故の予防策と安全対策」についてわかりやすく解説します。

「私の家は大丈夫!」と思っている方も、ぜひ一度チェックしてみてください。

家庭で起こる電気トラブル4選|漏電・火災・感電の原因と対策

電気事故は突然起こるものですが、その前に小さな異変や予兆が現れていることが多いです。
ここでは、私たちが実際の現場でよく見かける「家庭内の電気トラブル」をご紹介します。

ブレーカーが頻繁に落ちる(過負荷・漏電の可能性)

ホットプレートや電気ストーブ、ドライヤーなどの電熱器を同時に使用して
ブレーカーが落ちた経験は、多くの方が1度はあるのではないでしょうか。
このような「電気の使いすぎ」による一時的な遮断は
過負荷による安全装置の正常な作動であり、基本的には問題ありません。

しかし、次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 特定の家電を使うとブレーカーが落ちる
  • 雨の日や湿度が高い日に落ちやすい
  • 分電盤が熱くなっている
  • 落ちる回数が徐々に増えている


これらの症状は、漏電や機器の故障が原因となっている場合があります。
放置すると感電や火災につながる危険性もあるため
早めの点検や専門家への相談をオススメします。

コンセントやプラグの発熱・発煙

冷蔵庫やテレビ、DVDプレーヤーなど
購入してから一度もプラグを抜いていない家電はありませんか?
コンセント周りのトラブルは家庭内で特に多い場所になります。
プラグとコンセントの隙間にホコリが溜まり、湿気が加わり電流が流れ火花放電が起こるトラッキング現象や
老朽化したコンセントの緩み、プラグの接触不良などが原因として挙げられます。

  • コンセントが異常に熱い
  • プラグが焼け焦げたように変色している
  • 焦げ臭いにおいがする
  • 使用中にパチパチなど異音がする

この状態で使い続けると、発煙・発火に直結する非常に危険なトラブルへと発展します。
気になる症状がある場合は、すぐに器具の使用を中止してください。

タコ足配線・延長コードの過負荷

一人暮らしのマンションなどコンセントの数が少ない住宅では、
電源タップや三角タップを使用して
複数の家電を接続しているケースが多く見られます。

このようなタコ足配線は、次のような使い方をすると非常に危険です。

  • 電子レンジ、電気ケトルなど大電力家電を延長コードで使う
  • 電源タップに複数の家電をつなぐ
  • コードを丸めたまま使用する
  • タップにホコリが溜まっている

このような使い方は、過負荷や発熱の原因となります。

延長コードやタップには、定格容量(使える上限)があり、それを超えると発熱・発火の原因になります。
特に電気ストーブやアイロン、ホットプレートなどの熱を発生する家電は消費電力が大きいため
延長コードでの使用は避け、必ず壁のコンセントへ直接つなぐようにしてください。

器具の劣化・コードの断線

「まだ使えるから」「ちゃんと動くから」と長年使用している家電や照明器具はありませんか?
古い電化製品は、見た目では何も問題なく動作しているように見えても
実は内部は劣化しており、短絡(ショート)や故障のリスクが高まります。
以下の症状がある場合は、使用を控えてください。

  • コードの被覆が硬い、ひび割れている
  • 器具を動かすと電源が点いたり消えたりする
  • プラグを触ると異常に熱い
  • 使用中に異音や異臭がする

これらは断線や接触不良が起きているサインで、放置すると発火のリスクがあります。
外見に異常が無いと思っても5~10年を目安に交換するのがオススメです。

どれか1つでも当てはまれば危険信号!すぐに相談を!!

さまざまなトラブルを記述しましたが
結局当社に相談する基準はいつなの?
と思う方がいると思います。

判断の基準としては、

  • ブレーカーが週に1回以上落ちる
  • コンセントが触れないほど熱い
  • 焦げ臭いにおいがする
  • 設置してから年数が経過している分電盤

1つでも当てはまる場合はすぐにご相談することをおススメします。

電気事故を防ぐために今すぐできること

私自身の経験ですが、電気の勉強を始める前の学生時代はタコ足配線の危険性を知りませんでした。
独り暮らしで借りていた部屋は、コンセントの数が少なかったので電源タップを使用してコンセントの数を増やし
ドライヤーとホットプレートを同じ電源タップに差し込んでいたりしました。
幸い同時に使うことはありませんでしたが、もし同時に使用していたらと思うと今でもゾッとします。
この経験から、タコ足配線の危険性を身をもって実感し、以降は安全な使い方を心がけるようになりました。

電気を使う時のちょっとした油断が、
思わぬ重大事故につながることがあります。
しかし、電気事故の多くは事前に”兆候”があります。
その小さな異変を見逃さず、対応することで大きな事故は確実に防げます。

まとめ:事故を防ぐために気をつけるべき5つのポイント

ここまで電気の恐ろしさばかりお伝えしてきましたが、
日頃の小さなメンテナンスと心がけで、電気はもっと安全に使えます。
トラブルにつながりやすい日常の行動として

  1. タコ足配線はしない
  2. 消費電力が大きい機器には専用回路必要となる場合有
  3. 古い電化製品は定期的に点検する
  4. 焼け跡や焦げ臭さが無いか確認する
  5. ブレーカーの作動状況に注意する

この5つのポイントに注意するだけでも、電気を安全・快適に使用できます。
いま一度自宅などでそのような場所が無いか、見直してみるのもいいかもしれませんね。

当社では点検・工事のご相談も承っております

当社は、帯広市・十勝地域で70年以上の施工実績があり
戸建・アパート・店舗まで幅広く対応しております。
長年地域の住宅を見てきたからこそ
建物の年代や使われ方に合わせた点検・ご提案が可能です。

「最近ブレーカーがよく落ちる」
「コンセントの増設をしたい」
「分電盤やコンセントの点検をしてほしい」
など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

原因が分からない電気のトラブルの点検から、必要最小限の工事提案まで
現場経験豊富な電気工事士が対応させていただきます。

小さな違和感でも、早めの点検が安心につながります。
「相談だけ」「点検だけ」でも大歓迎ですので、お気軽に当社へお問い合わせください。