近年、空調業界で注目されているのが「エアコンの2027年問題」です。
2027年4月以降、エアコンの省エネ性能基準(APF値)が大幅に引き上げられる予定であり、現在販売されている低価格帯モデルの一部は、この基準を満たせず製造・販売ができなくなる可能性があります。
さらに、従来使用されてきた冷媒(R410Aなど)は地球温暖化への影響が大きいため、国際的に規制が進んでおり、今後は供給制限や代替冷媒への移行が進むと見込まれています。
その結果、以下のような変化が予想されています。
低価格帯モデルの減少
新モデルの価格上昇
修理部品の入手困難
工事需要の集中による施工待ちの長期化
といった事態が予想されています。
現在使用しているエアコンは2027年以降も継続使用できますが、設置から10年以上経過している場合、故障時に修理できない可能性があり、業務停止につながるリスクがあります。
そのため、企業・店舗では故障前の計画的な交換が最もコストを抑える方法です。
本記事では、帯広市・十勝を中心に北海道内で施工を行う電気工事会社の視点から、企業・店舗様が受ける影響と、壁掛けエアコンの交換費用相場、そして今から取るべき具体的な対策を分かりやすく解説します。
壁掛けエアコンの工事内容について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。「壁掛けエアコンの新規設置・更新工事の内容は?電気工事士が徹底解説」
企業や店舗が受ける影響|業務に直結する4大リスクとは
企業や店舗にとって、空調設備は快適性だけではなく、事業継続に欠かせないインフラです。
しかし、2027年問題の対策をしておかないと、以下のようなリスクが現実的に高まります。
修理不可能による突然の買い替えのリスク
冷媒ガスの供給制限や部品供給の縮小により、故障時に修理対応ができないケースが増える可能性があります。特に設置から10年以上経過した機種は、メーカーの部品保有期間が終了している場合も多く、突然の交換が必要になることがあります。
突発的な交換は、想定外の出費や業務への影響につながります。
工事予約が取れない(繁忙期は1~2ヶ月待ち)
夏や冬の繁忙期には、エアコン工事の予約が集中します。
実際に、
- 故障したが1ヶ月以上工事できない
- 真夏に冷房なしで営業せざるを得ない
といった事例も発生しています。
業務停止リスクを防ぐためには、繁忙期前の交換が重要です。
新モデルの価格上昇
新しい省エネ基準に対応するため、エアコンの製造コストは上昇する見込みです。
1台あたり数万円の価格上昇でも、複数台導入している企業では大きな負担になります。
低価格帯モデルの減少
これまで選択できた低価格モデルの販売終了により、機種選定の自由度が下がる可能性があります。
現在であれば、価格・性能ともに最適な機種を選択できます。
エアコン交換を検討すべきタイミング【チェックリスト】
以下の項目に当てはまる場合は、交換検討をおすすめします。
- 設置から10年以上経過している
- 冷暖房の効きが弱くなった
- 運転音が大きくなった
- 電気代が上昇している
- 修理歴がある
- 業務に重要な部屋に設置されている
特に北海道では、暖房運転時間が長いため、本州よりもエアコンの負荷が大きく、劣化が進みやすい傾向があります。
故障前の交換が、結果的に最もコストを抑える方法です。
※当社では、企業・店舗・事務所・休憩室などで多く使用されている、壁掛けエアコンの設置・交換工事に対応しております。
壁掛けエアコンの本体価格相場(企業・店舗)
企業や店舗で多く採用される能力帯の価格相場は以下の通りです。
| 冷房能力 | 暖房能力 | 適用空間 | 主な用途 | 本体価格の相場 |
| 2.2~2.5kW | 2.5~2.8kW | 6~8畳 | 託児室・休憩室 | 4万~6万円 |
| 2.8~3.6kW | 3.6~4.2kW | 10~12畳 | 会議室・小規模オフィス | 7万~10万円 |
| 4.0~5.6kW | 5.0~6.7kW | 14~18畳 | 中規模オフィス・広めの会議室 | 9万~15万円 |
| 6.3~7.1kW | 7.1~8.5kW | 20~23畳 | 広めの休憩室・バックヤード | 20万~40万円 |
*2027年問題により、今後はさらに数万円の値上がりが予測されています。
吹き抜け、大きなガラス窓、西日の入る部屋などは負荷が増えるので、1ランク上の能力を選ぶことをおすすめします。
壁掛けエアコンの設置工事費用の相場
企業や店舗では、家庭よりも配線・配管の距離が長くなるケースが多く、
工事費は家庭用より高くなる傾向があります。
エアコンの標準取付工事費とは、一般的に以下の内容を含みます。
- 室内機、室外機の標準設置:所定位置への本体設置
- 電気配線の接続:エアコン本体への電源接続やアース工事
- 配管の接続(4m以内):冷媒配管やドレンホースを含む
- 真空引き(エアパージ):冷媒配管内の水分や空気の除去
- 試運転などの動作確認:初期不良がないかの確認
エアコンの機種や設置場所の環境によって差はありますが、標準工事費は、15,000円~30,000円程度が一般的な価格帯です。
これに追加工事が必要になると、さらに費用が高くなります。
追加工事の内容と費用の相場
標準取付工事費のみで設置できるケースもありますが、企業・店舗では建物の構造や配線ルートの関係で、追加工事が必要になることが多くあります。
以下は、よく発生する追加工事とその費用相場です。
| 追加工事内容 | 費用の相場 | 必要になるケース |
| 配管延長(1mごと) | 3,000円~5,000円 | 室外機を離れた場所に設置する場合 |
| 電源工事(専用回路) | 15,000円~30,000円 | 既存の電源容量が不足している場合 |
| 隠ぺい配管工事 | 10,000円~30,000円 | 配管を壁内に通し、見た目を美しく仕上げたい場合 |
| 化粧カバーの取付け | 5,000円~20,000円 | 配管をホコリや紫外線から保護したい場合 |
| 壁のコア抜き | 8,000円~15,000円 | 新規設置で壁に穴あけが必要な場合 |
| 高所作業 | 10,000円~30,000円 | 店舗の外壁で2階以上の高さの場合 |
| 室外機の屋根・壁面設置 | 10,000円~25,000円 | 設置スペースが限られている場合 |
※建物構造により変動します。
企業・店舗で多い設置総額
ここでは、これまで多くのオフィス・店舗・施設で施工を行ってきた経験をもとに、
本体価格と工事費を合わせた設置総額の目安をまとめました。
企業の休憩室や託児室 6万~15万円程度
6〜8畳程度の休憩室、託児室などに多い能力帯のエアコンは、配管ルートが比較的シンプルな場合が多く、工事費も抑えやすい傾向があります。
小規模オフィス・宿泊施設(大部屋) 8万~20万円程度
10〜12畳ほどの能力帯のエアコンは、電源工事や配管延長が必要になるケースがあり、総額に幅が出やすいのが特徴です。
トレーニング室・広めの会議室 10万~25万円程度
14〜18畳以上の能力帯のエアコンは、配管距離が長くなったり、高所作業が必要になる場合があり、工事費が上がることがあります。
北海道でのエアコン設置は「設置位置」が非常に重要です
北海道では、
- 積雪
- 低温環境
- 強風
など、本州とは異なる条件があります。
室外機の設置位置を誤ると、
- 暖房効率低下
- 故障リスク増加
- 寿命短縮
につながります。
そのため、北海道の地域環境を熟知した施工が重要です。
エアコンの2027年問題対策は「今」が最適なタイミングです
今のうちに更新することで、
- 希望機種の選択が可能
- 工事予約が取りやすい
- 費用上昇前に導入できる
- 業務停止リスクを回避できる
といったメリットがあります。
まとめ:計画的な更新でリスク回避とコスト削減を
2027年問題によって、エアコンの価格上昇・低価格モデルの減少・修理部品の入手困難などにより、
- 修理不能リスク
- 価格上昇
- 工事混雑
が予想されています。
企業・店舗にとって、空調停止は業務停止につながります。
設置から10年以上経過している場合は、早めの点検・交換検討をおすすめします。
北海道・帯広でのエアコン新規設置・交換工事は日進電設工業にお任せください
企業様・店舗様から、エアコンの更新に関して次のようなご相談を多くいただいています。
- 古いエアコンの交換費用を知りたい
- 事務所や休憩室のエアコンを更新したい
- 故障する前に計画的に交換したい
エアコンの更新は、単なる機器交換ではなく、
電気代の削減・故障リスクの低減・業務環境の改善につながる重要な設備更新です。
しかし、建物構造や使用環境に合わない機種選定や施工を行うと、
- 冷暖房能力の低下による室温調整不良
- 電気代の増加
- 故障や寿命短縮
といった問題につながる可能性があります。
当社は帯広・十勝で長年にわたり電気工事を行ってきた実績があり、
現場経験豊富な国家資格保有の電気工事士が現地を確認し、
建物や使用状況に応じた最適な施工プランをご提案いたします。
エアコンの更新をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
当社のエアコン工事の特徴
- 現地調査・お見積り無料
- 企業・店舗・事務所・施設など幅広く対応
- 機種選定から施工までワンストップ対応
「まだ検討段階」という場合でもお気軽にご相談ください。
現地調査にて、
- 設置可否の確認
- 最適な機種のご提案
- 概算費用
- 最適な設置位置
を分かりやすくご説明いたします。
このような場合はエアコン交換をご検討ください
- 設置から10年以上経過している
- 冷暖房の効きが悪くなった
- 電気代が以前より高くなった
これらは、エアコンの性能低下や故障の前兆の可能性があります。
特に企業・店舗では、突然の故障が業務停止につながるため、
故障前の計画的な交換が重要です。
まずは無料の現地調査・お見積りをご利用ください
現在、更新工事のご相談は年々増加しており、
繁忙期には工事までお待ちいただく場合もございます。
現在のエアコンの状態確認だけでも可能ですので、
更新をご検討の際は、お早めのご相談をおすすめいたします。
無理な営業は一切行っておりませんので、安心してご相談ください。

施行前

施工後

施工中

施工後(室外機)


